天秤バチコン×操船技術で差が出るライトゲーム シーホース(和歌山県田辺市)バチコンアジング/2025年5月29日(木)

ライトゲームの新ジャンルとして注目されている天秤バチコンアジング。
そのパイオニアとも言えるのが、和歌山県田辺市・磯間漁港から出船する**シーホース(SEAHORSE)**です。
釣果だけでなく、釣り方の戦略性・船長の操船技術・快適な設備まで揃った船で、
今回あらためて「バチコン」という釣りの奥深さと、運営としての完成度の高さを実感しました。
■ 予約はメッセンジャーから。だけど…
今回の予約はFacebookページのメッセンジャーで船長に直接DM。
対応は非常に丁寧で親切でしたが、やはり24時間いつでも確定できるFishbankの予約フォームを導入してほしいところ。
船長の負担も軽減され、釣り人側にも安心感が生まれます。
■ 出船前の流れと快適な設備
当日は18時に港へ到着。出船は19時。
磯間漁港にはシーホースの大型船が2隻並び、しかも船の目の前に駐車可能という好アクセス。
(今回は乗船しなかった片方の船です)
(今回乗船したミヨシ前部分です)
(今回乗船した横部分です。ロッドホルダーが便利です)
(トモ部分です。広々)
(トイレの部分 こちらもゆとりあり)
(目の前に車を駐車します)
船長は出船前から丁寧に釣り方の解説をしてくれました。
シンカーは10〜12号と軽量で、タックル選びやワームの色まで細やかなアドバイスをいただけます。
この日はキャンセルが出た影響で、なんと乗船者は私と中乗りの方の2名だけ。大型船を独占する贅沢な釣行となりました。
■ 操船が釣果を決める、バチコンの世界
ポイントまでは約30分。到着すると、目の前には白浜の名所千畳敷や三段壁が。
水深40mほどの砂地ポイントからスタートします。
バチコン最大の特徴は、天秤仕掛けでアジの上あご(硬い部分)にフッキングさせる釣り方。
アジの口は柔らかいため、普通にかけるとバレやすい。そのため、軽いシンカー×繊細な誘い×正確なフッキングが求められます。
最初は天秤が難しそうだったので、私は逆ダン仕掛けで開始。
ワームはペケリングのグローカラー(チャート)をチョイス。色々と試しましたがこのカラーがダントツでした。
基本動作は、ボトムまで落とし、リール3分の1回転でシャクリ→ストップの繰り返し。
タックルは船長からおすすめいただいたマグバイトのロッド
Equalizer S68LS VERTICAL CONTACT GAME
■ 後半の展開と操船技術の妙
この時期はまだアタリにムラがありますが、この日は好調で、納竿直前の12時前までコンスタントに釣果を得られました。
終盤に挑戦した天秤仕掛けはやはり難易度高め。
ですが、中乗りの方はその仕掛けで次々とヒットを連発しており、経験とテクニックの差を実感。
それにしても、夜間に船を立て続けながらの操船は並大抵のことではありません。
アンカーを使わず、常に風・潮・群れを見ながら細かく操船する技術があってこそ、軽量シンカーでの繊細なアタリを楽しめる釣りが成立するのだと、改めて感心しました。
(帰港後にはタックルを水道で洗えます)
(美味しいアジがたくさん釣れました)
■ シーホースの魅力まとめ
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和歌山バチコンのパイオニア的存在
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船長の丁寧な事前レクチャーで初心者も安心
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大型船2隻体制&駐車場すぐの高アクセス性
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天秤バチコンという戦略的かつ繊細な釣り体験
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操船技術×軽量仕掛けの融合で実現する釣果
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予約は現在DM対応 → Fishbank導入が望まれる
「釣らせる」ことを超えて、「釣りそのものを楽しませる」。
そんな意識の高さと工夫が詰まった一隻です。
新ジャンルへの挑戦を考える船長・運営者の方には、シーホースの取り組みは大いに参考になるはずです。